前回,拳銃(ハンドガン)の性能について語りましたが,実際,ご来場頂いても,思ったように当らないことは多いです。私も出来るだけ,シューターに合わせてシンプルに教える様に心掛けていますが,実際は上手くアドバイスできない場合も多いです。現場では,説明が伝わりにくいという表現が正しいでしょうか・・・。 射撃レンジは日常とはかけ離れた空間ですので,普段は耳にしない様な銃の発射音や,射撃時のリコイル(反動)も,アドバイスを受けるシューターの冷静さを妨げる原因の一つだと思います。
弊社の使用する射撃レンジは,地元海兵隊の一個大隊が訓練する程の敷地面積がありますが,雰囲気的にはゴルフのドライビング・レンジやバッディング・センターの様な感じです。遥かにグランド・キャニオン下流域も展望できますので,ご来場頂くだけで雄大な景色を堪能できると思います。特に初心者の皆さまには,ストレスの無い射撃が出来る様に心掛けています。
キャプテン中井
海外で少し射撃を経験した方には「拳銃(ハンドガン)は当らない」と一言で片付ける人は多いのですが,実際はどうなのでしょう?これは,銃の性能にもよりますが,机の上で銃を置いて撃った場合,25mの距離で直径3~10cm,50mでも20cm前後に集弾します。
エキスパートのシューターが撃てば,たとえ100mの距離でも,かなりの確立でシルエット(人物大)のターゲットに当てることが出来ます。しかし,100mで撃つ場合,殆どの銃で,弾の弾速が低下して弾道も下がりますのでリア・サイトを調整する必要があります。ですから,ハンドガンの有効射程は,一般的に50mが限界とされています。 ツアーでは,25mの距離からスタンディング・ポジションで直径30cmのスチール・ターゲットにコンスタントに当てるのが目標です。参加者される方には初心者が多いので,気軽にハンドガン射撃のコツを習ってみてください。
↑ベレッタ92FS(9×19mm)で50mから撃ったターゲット
いよいよ今月末の2012年2月27日に,本格的な銃器専門誌のGun Professionalsが創刊されます。
執筆陣の皆さんの殆どは,元月刊Gunの先輩ライターの方々ですので,私としても創刊を心より応援したいと思っています。
米国の銃器雑誌は,ボリュームが少なく,メーカーとのタイアップ記事が多いのが現状ですが,日本人の銃器プロフェッショナルの皆さんが,各々の目線で自由に銃を語り,分析する面白さと,美しいディテール写真は,我々,海外で銃を扱う業者にも,とても参考になるのです。
創刊後は,日本の銃器ファンを魅了して頂きたいですね。
Gun ProfessionalsのHPも新たにオープンしました。↑※創刊に合わせたイベントもあります。
Shot Show2012も終わり,ラスベガスにも静寂が戻りました。 今年も多くの銃器関係者とお会いすることが出来たので とても有意義な開催になりました。
ベガスは同じ北半球ですので冬(1月~2月)は寒くなりますが, 今年は連日,15度を越える暖かい日が続いています。 例年なら2月中旬には桜が咲きますが,今年はもう開花の予感がします。 カレンダー(ご予約状況)でも天気予報が,ご覧いただけますので 参加前にご覧下さいませ。
今年も,皆さまのご来場,誠に有難うございました。 2012年も安全で楽しいツアーを目指して頑張りますので 何卒,宜しくお願い致します。 キャプテン中井
キャプテン中井 略歴:㈱デザートシューティングツアー代表。NRA(全米ライフル協会)インストラクター。10,000名以上に射撃を教える。2005年から月刊GunでDVD制作を担当,その後,2009年から同誌ライターとして,ユーザー視点で銃器を語る”撃たずに語るな!”を連載。渡米歴22年。ネバダ州ラスベガス在住。陸上自衛隊出身。